1. JavaScriptとは?
JavaScriptは、Webページに動きを加えるためのプログラミング言語です。HTMLとCSSで作られた静的なページに、インタラクションや動的な要素を追加できます。
例えば:
- ボタンをクリックしたときに動作を変える
- フォーム入力のリアルタイム検証
- ページをリロードせずにデータを取得(Ajax)
2. JavaScriptの基本構文
(1) 変数の宣言
JavaScriptでは、変数を使ってデータを保存します。
javascriptコードをコピーする// 変数の宣言
let name = "山田";
const age = 25;
var job = "エンジニア"; // 古い書き方(非推奨)
ポイント:
let
:再代入可能な変数。const
:再代入不可の変数。var
:過去のバージョンから存在するが、スコープが曖昧なため非推奨。
(2) データ型
JavaScriptの基本的なデータ型には以下があります:
javascriptコードをコピーするlet number = 10; // 数値型
let text = "こんにちは"; // 文字列型
let isTrue = true; // 真偽値(Boolean)
let undefinedVar; // undefined(未定義)
let nullVar = null; // null(値がない)
(3) 配列とオブジェクト
データの集合を扱う場合に使用します。
javascriptコードをコピーする// 配列
let fruits = ["りんご", "バナナ", "みかん"];
// オブジェクト
let person = {
name: "山田",
age: 25,
job: "エンジニア"
};
(4) 条件分岐
条件によって異なる動作を実行します。
javascriptコードをコピーするlet score = 80;
if (score >= 90) {
console.log("Aランク");
} else if (score >= 70) {
console.log("Bランク");
} else {
console.log("Cランク");
}
(5) ループ処理
繰り返し処理を行うための構文です。
javascriptコードをコピーするfor (let i = 0; i < 5; i++) {
console.log(`現在の値: ${i}`);
}
3. JavaScriptでできること
(1) DOM操作
JavaScriptを使えば、HTMLの要素を操作できます。
javascriptコードをコピーするdocument.getElementById("myButton").innerText = "クリックしてね!";
(2) イベントリスナー
ユーザーの操作に反応するコードを記述します。
javascriptコードをコピーするdocument.getElementById("myButton").addEventListener("click", function() {
alert("ボタンがクリックされました!");
});
(3) 非同期処理(API連携)
外部サーバーからデータを取得してページに表示することが可能です。
javascriptコードをコピーするfetch("https://api.example.com/data")
.then(response => response.json())
.then(data => {
console.log(data);
});
4. JavaScriptの開発環境
(1) 必要なツール
- Webブラウザ: JavaScriptはブラウザで動作します。Google ChromeやFirefoxがおすすめ。
- テキストエディタ: VS Codeなどのエディタを使用してコードを書きます。
(2) 初めてのJavaScriptコード
以下をHTMLファイルに記述すると、JavaScriptが動作します。
htmlコードをコピーする<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>JavaScriptの例</title>
</head>
<body>
<button id="myButton">クリック</button>
<script>
document.getElementById("myButton").addEventListener("click", function() {
alert("こんにちは、JavaScriptの世界へ!");
});
</script>
</body>
</html>
5. JavaScriptを学ぶ際のコツ
(1) 小さなスクリプトから始める
初めは簡単な「Hello, World!」や、クリックで動作するスクリプトから始めるのがおすすめです。
(2) オンライン学習プラットフォームを活用
- Progate: 初心者にやさしい解説と練習問題。
- Udemy: 実践的なコースが豊富。
- ドットインストール: 短い動画で学べる。
(3) 実際のプロジェクトに挑戦
簡単なWebアプリや、ポートフォリオページを作成しながら学びましょう。
6. JavaScriptのよく使うフレームワーク
JavaScriptは単体で使うだけでなく、以下のフレームワークやライブラリと組み合わせるとさらに強力です。
- React: 高速なUI開発が可能。
- Vue.js: 学びやすく柔軟性が高い。
- Node.js: サーバーサイドJavaScriptのプラットフォーム。
まとめ
JavaScriptは、Web開発の基盤となる重要なスキルです。最初は難しく感じるかもしれませんが、簡単なスクリプトを書いて動かしてみることで、少しずつ理解が深まります。まずは基本を押さえ、徐々に応用へと進んでみてください!