WordPressでmeta canonicalを正しく設定する方法【具体例付き】

WordPressでmeta canonicalを正しく設定する方法【具体例付き】

WordPressサイトを運営していると、重複コンテンツを避けるために<link rel="canonical">を適切に設定することが重要です。本記事では、meta canonicalの基本から、具体的な記述方法まで詳しく解説します。

1. meta canonicalとは?

<link rel="canonical">は、検索エンジンに対して「このページの正規URLはこれです」と伝えるためのHTMLタグです。

1-1. canonicalタグの役割

  • 重複コンテンツを防ぐ
  • SEO評価を適切なページに集約する
  • 誤ったURL(パラメータ付きURLなど)を正規URLに統一

2. WordPressでmeta canonicalを設定する方法

2-1. テーマファイルで直接設定する

header.phpに以下のコードを追加することで、全ページに自動でcanonicalタグを挿入できます。

<head>
    <link rel="canonical" href="<?php echo esc_url(get_permalink()); ?>">
</head>

この方法を使うと、すべての固定ページや投稿ページで自動的に適切なcanonical URLが出力されます。

2-2. 特定のページのみcanonicalを設定する

特定のページに異なるcanonicalを設定したい場合は、条件分岐を使います。

例:

<head>
    <?php if (is_page('about')) { ?>
        <link rel="canonical" href="https://example.com/about/">
    <?php } else { ?>
        <link rel="canonical" href="<?php echo esc_url(get_permalink()); ?>">
    <?php } ?>
</head>

このコードでは、「about」ページだけ正規URLを明示的に指定し、その他のページでは自動的に取得する仕組みになっています。

2-3. プラグインを使用する方法

プラグインを使えば、手動でコードを書くことなくmeta canonicalを簡単に設定できます。

Yoast SEOを使う場合

  1. WordPress管理画面で「Yoast SEO」プラグインをインストールし、有効化
  2. 投稿や固定ページの編集画面を開く
  3. Yoast SEOの「詳細」タブ内にある「Canonical URL」欄に正規URLを記入
  4. 更新ボタンを押して保存

All in One SEOを使う場合

  1. プラグインをインストールし、有効化
  2. 固定ページや投稿の編集画面を開く
  3. 「Canonical URL」の項目に正規URLを入力
  4. 保存して設定完了

3. canonicalの具体的な活用例

3-1. パラメータ付きURLの統一

?utm_source などのトラッキングパラメータが付与されたURLが検索エンジンにインデックスされないように、正規URLを指定します。

例:

<link rel="canonical" href="https://example.com/original-page/">

3-2. HTTPとHTTPSの統一

HTTPSに移行した場合、HTTPバージョンのページにcanonicalタグを設置し、HTTPSを正規URLと指定します。

例:

<link rel="canonical" href="https://example.com/">

3-3. wwwと非wwwの統一

サイトのURLが www.example.comexample.com で異なる場合、どちらか一方に統一することでSEO評価を分散させずに済みます。

例:

<link rel="canonical" href="https://www.example.com/">

まとめ

WordPressでmeta canonicalを適切に設定することで、SEOの最適化が可能になります。

設定方法まとめ:

  1. テーマファイルで**header.php**に記述する(全ページ共通)
  2. 条件分岐を使って特定ページのみ設定
  3. プラグイン(Yoast SEOやAll in One SEO)を活用する

これらの方法を活用し、サイトのSEO対策を強化しましょう!