1. 関数とは?
関数とは、特定の処理をまとめた「機能の塊」です。ある入力に対して決まった処理を行い、結果を出力するものです。例えば、計算機の「加算」機能を考えてみてください。二つの数値を入力すると、加算して結果を返してくれます。
例:加算の関数(JavaScript)
function add(a, b) {
return a + b;
}
上記の例では、add
という関数が2つの引数(a
と b
)を受け取り、それらを加算して結果を返します。このように、関数は入力を受け取って処理をし、その結果を返します。
2. 引数(パラメータ)とは?
引数とは、関数に渡すデータのことです。関数はこの引数を使って処理を行います。上記の例では、a
と b
が引数です。引数は関数を実行するために必要な情報を提供します。
引数の特徴:
- 関数を実行する際に必要な値を受け取る。
- 関数の処理に影響を与える。
- 必要な数の引数を関数に渡さないと、エラーが発生することもあります。
3. 関数と引数の決まり事
関数と引数にはいくつかの基本的な決まり事があります。
1. 引数の数と順番
関数は、決められた数と順番で引数を受け取ります。引数の数が足りない、または多すぎるとエラーになることがあります。
// 正しい呼び出し
add(3, 4); // 7
// 間違った呼び出し(引数が1つだけ)
add(3); // エラー:引数が不足しています。
2. デフォルト引数
JavaScriptなどの言語では、引数にデフォルト値を設定することができます。これにより、引数が渡されなかった場合に自動的にデフォルトの値を使用することができます。
function greet(name = "ゲスト") {
console.log(`こんにちは、${name}さん!`);
}
greet(); // こんにちは、ゲストさん!
greet("田中"); // こんにちは、田中さん!
3. 可変引数
関数には、引数の数を自由に変えられるものもあります。例えば、JavaScriptの...
(スプレッド構文)を使って、引数の個数に制限を設けない関数を作ることができます。
function sum(...numbers) {
return numbers.reduce((total, num) => total + num, 0);
}
console.log(sum(1, 2, 3, 4)); // 10
console.log(sum(5, 6)); // 11
4. 引数の型
関数に渡す引数は、その型に注意が必要です。例えば、数値を期待している関数に文字列を渡すとエラーになることがあります。
function multiply(a, b) {
return a * b;
}
console.log(multiply(2, 3)); // 6
console.log(multiply("2", "3")); // "23"(文字列として結合される)
4. 関数と引数の一覧(JavaScriptの場合)
基本的な関数の引数の種類
- 必須引数:関数を実行するために必ず必要な引数。
- デフォルト引数:引数が指定されなかった場合に使用するデフォルトの値。
- 可変引数:引数の数が不定の関数。
関数に渡す引数の例
- 数値型引数:
function multiply(a, b) { return a * b; }
- 文字列型引数:
function greet(name) { return "Hello, " + name; }
- 配列引数:
function sum(...numbers) { return numbers.reduce((total, num) => total + num, 0); }
- オブジェクト引数:
function displayPerson({ name, age }) { return name + " is " + age + " years old."; }
5. まとめ
- 関数は、処理をまとめたもので、特定の入力(引数)を使って計算や操作を行い、結果を返します。
- 引数は、その関数が処理を行うために必要なデータです。
- 関数の引数には、必須引数、デフォルト引数、可変引数などがあります。
関数と引数をうまく使うことで、コードの再利用性が高まり、効率的なプログラムが作れるようになります。