JavaScriptのコードを見ていると、よく let i = 0; という記述が出てきます。 この i は何の略なのか?なぜプログラムで頻繁に使われるのか? 初心者にもわかりやすく解説します。
1. i は何の略?
i は index(インデックス) の頭文字を取った略称です。 プログラムでは 繰り返し処理(ループ) をするときに、カウンター(数を数える変数)としてよく使われます。
例:i を使ったループ処理
for (let i = 0; i < 5; i++) {
console.log("iの値: " + i);
}
このコードは i の値を 0 から 4 まで順番に増やしながら、コンソールに出力します。
✅ i = 0 からスタート(初期値)
✅ i < 5 の間繰り返す(ループの条件)
✅ i++ で i の値を 1 ずつ増やす(更新)
つまり、i は 「現在の繰り返し回数を管理するための変数」 なのです。
2. なぜ i がよく使われるのか?
① 伝統的なプログラミングの習慣
i をループのカウンターとして使うのは、C言語などの昔からのプログラミングの伝統です。 多くのプログラミング言語で i をループ変数として使うことが一般的になっています。
② シンプルで分かりやすい
i は 一文字で簡潔 なので、ループ処理をすぐに理解しやすいというメリットがあります。
③ j, k と組み合わせることができる
多重ループ(ループの中にループがある)ときは、i, j, k などの変数を使うことが多いです。
for (let i = 0; i < 3; i++) {
for (let j = 0; j < 3; j++) {
console.log("i:" + i + " j:" + j);
}
}
このコードでは i が外側のループ、j が内側のループのカウンターになっています。
3. i 以外の変数名を使うこともできる?
もちろん i 以外の変数名も使えます。 ループの用途に応じて、意味のある変数名を使うとより分かりやすくなります。
例:配列の要素を取得する場合
let fruits = ["りんご", "バナナ", "みかん"];
for (let index = 0; index < fruits.length; index++) {
console.log("フルーツ: " + fruits[index]);
}
この場合、index という変数名を使うことで、「これは配列のインデックス(順番)を表している」と明確になります。
4. まとめ
✅ i は index の略で、ループのカウンターとして使われることが多い
✅ 伝統的なプログラミングの習慣で、ほとんどの言語で使われている
✅ i, j, k を多重ループで使うことが一般的
✅ index や count など、意味のある変数名を使うのもおすすめ
i の意味を理解すると、プログラムの読み書きがスムーズになります。 ぜひ活用してみてください!

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