SEOに配慮したWordPressサイトのドメイン変更&お引越し

WordPressサイトのURLを

https://sample.co.jp/wp/からhttps://sample.co.jp/に変更する場合、以下の手順を実行してください。

この変更には、データベース、ファイル構造、そしてSEOへの対応が含まれるため、慎重に作業する必要があります。

1. サイトのバックアップを取る

変更前に必ずサイト全体のバックアップを取ります。

• 必要なバックアップ対象：
  • WordPressデータベース
  • wp-contentフォルダ（テーマ、プラグイン、アップロード）
  • .htaccessファイルやwp-config.phpなどの設定ファイル

2. 新しいURLを設定する

WordPress管理画面での変更

1. WordPressの管理画面にログイン。
2. **「設定」→「一般」**に移動。
3. 以下のURLを編集。
   • WordPress アドレス（URL）：https://sellp.co.jp/
   • サイトアドレス（URL）：https://sellp.co.jp/

wp-config.phpを直接編集

管理画面にアクセスできない場合、以下をwp-config.phpに追加または編集します：

phpコードをコピーするdefine('WP_HOME', 'https://sample.co.jp');
define('WP_SITEURL', 'https://sample.co.jp');

3. ファイル構造を変更する

新しいURLに合わせてファイルを移動

https://sample.co.jp/wp/ に配置されているWordPressのすべてのファイルを、ルートディレクトリ（https://sample.co.jp/）に移動します。

• 手順：
  1. FTPまたはサーバー管理ツール（例：cPanel）にログイン。
  2. wp/フォルダ内のすべてのファイルを選択。
  3. ルートディレクトリ（public_html/ など）に移動。

4. データベースのURLを更新する

Search & Replaceを使用

1. プラグイン：
   • 「Better Search Replace」プラグインをインストールし、以下を検索して置換します：
     • 検索：https://sample.co.jp/wp/
     • 置換：https://sample.co.jp/
2. 直接データベースを操作する場合：
   • phpMyAdminでwp_optionsテーブルを開き、以下のフィールドを更新：
     • siteurl
     • home

5. リダイレクトを設定する

古いURLへのアクセスを新しいURLにリダイレクトすることで、SEOの価値を維持します。

.htaccessに301リダイレクトを追加

ルートディレクトリの.htaccessファイルに以下を記述します：

apacheコードをコピーする# Redirect from /wp/ to root
RewriteEngine On
RewriteBase /
RewriteRule ^wp/(.*)$ /$1 [R=301,L]

6. キャッシュをクリアする

• WordPressのキャッシュプラグイン（例：WP Super Cache、W3 Total Cache）を使用している場合、キャッシュをクリアします。
• CDN（例：Cloudflare）を利用している場合は、CDNのキャッシュも削除します。

7. サイトマップとリンクを更新

1. XMLサイトマップを更新：
   • SEOプラグイン（例：Yoast SEO）の設定を再保存して、新しいサイトマップを生成。
   • Google Search Consoleに新しいサイトマップを送信。
2. 内部リンクを修正：
   • すべての内部リンクを新しいURLに変更します。
   • 必要に応じて、「Search & Replace」プラグインで一括置換します。

8. Google Search ConsoleでURL変更を通知

1. Google Search Consoleにログイン。
2. サイトの所有権を確認。
3. 「プロパティの移行」ツールを使用して、旧URL（/wp/）から新URL（/）への変更を通知します。

9. 外部リンクへの対応

1. 主要な外部リンク元に連絡し、リンク先を新URLに変更してもらいます。
2. 古いURLがアクセスされてもリダイレクトが適切に行われるよう、リダイレクト設定を維持します。

10. 動作確認

1. 新しいURLでサイトが正常に表示されているか確認。
2. 各種機能（フォーム送信、プラグイン、画像表示など）をテスト。

これらの手順を実行すれば、SEOへの影響を最小限に抑えつつ、URLをスムーズに変更できます。