WordPressの自動更新を無効化する方法 | 【福岡】LP・ランディングページ・ホームページ制作|セルピー

WordPressの自動更新を無効化する方法

WordPressには、セキュリティやバグ修正のために自動で更新が行われる機能があります。しかし、自動更新を無効化したい場合もあります。例えば、サーバー環境やカスタマイズされたテーマ、プラグインが影響を受ける可能性がある場合などです。このガイドでは、WordPressの自動更新を無効化する方法をいくつか紹介します。


1. 自動更新の仕組み

WordPressには次の2種類の自動更新が存在します:

  • メジャーアップデート(例: バージョン 5.9から6.0への更新)
  • マイナーアップデート(例: バグ修正やセキュリティパッチ)

WordPressは通常、メジャーアップデートを自動で行い、マイナーアップデートも自動でインストールします。また、プラグインやテーマの更新も自動で行われます。


2. 自動更新を無効化する方法

(1) wp-config.php ファイルを編集する

最も一般的な方法は、wp-config.php ファイルを編集して自動更新を無効化することです。この方法でメジャーアップデートを無効化できます。

  1. wp-config.php ファイルを開く
    FTPクライアント(例: FileZilla)やホスティングのファイルマネージャーを使って、wp-config.php ファイルにアクセスします。このファイルは、WordPressインストールディレクトリのルートにあります。
  2. コードを追加する
    wp-config.php ファイルの中で、/* That's all, stop editing! Happy publishing. */ の直前に次のコードを追加します:phpコードをコピーするdefine( 'WP_AUTO_UPDATE_CORE', false ); これにより、WordPressのメジャーアップデート(主要なバージョンアップ)が無効化されます。
(2) プラグインの更新を無効化

プラグインやテーマの自動更新を無効化するには、functions.php ファイルを使う方法があります。

  1. functions.php ファイルを開く
    使用しているテーマの functions.php ファイルを開きます。これもFTPクライアントやファイルマネージャーを使ってアクセスできます。
  2. コードを追加する
    functions.php ファイルに以下のコードを追加します:phpコードをコピーする// プラグイン自動更新を無効化 add_filter( 'auto_update_plugin', '__return_false' ); // テーマ自動更新を無効化 add_filter( 'auto_update_theme', '__return_false' ); これで、プラグインとテーマの自動更新が無効化されます。
(3) プラグインを使用して無効化

もしコードを直接編集したくない場合は、自動更新を無効化するプラグインを使用することもできます。例えば、「Easy Updates Manager」というプラグインは、WordPressの自動更新を細かく制御することができます。

  1. Easy Updates Managerをインストールする
    WordPressの管理画面から「プラグイン」 > 「新規追加」を選び、「Easy Updates Manager」を検索してインストールします。
  2. プラグインの設定を行う
    インストール後、設定画面に進み、「General Settings」で自動更新の設定を行います。ここで、WordPressのコア更新、プラグインの更新、テーマの更新を個別に有効/無効にすることができます。

3. 自動更新を無効化する理由と注意点

自動更新を無効化することで、以下のような利点と欠点があります。

利点
  • カスタマイズの保護: テーマやプラグインのカスタマイズが自動更新によって上書きされるリスクを回避できます。
  • 更新の管理: 自動更新がうまくいかない場合に、手動で更新を管理することができます。
欠点
  • セキュリティリスク: セキュリティのアップデートを手動で行わなければならず、更新を忘れると脆弱性が残る可能性があります。
  • 機能追加を逃す: メジャーアップデートを無効化すると、新しい機能や改善点を利用できなくなります。

4. まとめ

WordPressの自動更新を無効化する方法は、いくつかの方法があります。wp-config.php ファイルを編集したり、プラグインを利用したりすることで、細かい制御が可能です。ただし、自動更新を無効化することでセキュリティリスクを伴うため、手動で定期的に更新を行うことが重要です。

自動更新を無効化した場合でも、セキュリティパッチや重要な更新は手動で確認し、適用するようにしましょう。